
大学入学資格を取得する方法は、中学生留学、高校生留学には通常、交換留学生として海外で一年間だけ過ごす方法と、現地の高校に独自で入学する私費留学の二つの方法があります。現地の高校を卒業した場合は大学進学に有利なため、現在では私費留学が人気を集めています。
生徒さんの中には中学1年生から留学されている方もいらっしゃいますし、中学卒業後すぐオーストラリアに来られた方もいます。また高校を途中まで行き、途中からオーストラリアの高校に進学されている方もいらっしゃいます。
オーストラリアの高校卒業後、日本の大学へ帰国子女として大学へ入学または、オーストラリアの大学へも入学が可能です。
■留学先の学校を卒業し、そのままオーストラリアの大学へ進学する場合は、必ず最終学年であるYEAR 12を修了していなければなりません。
高校課程卒業前に、各州共通の試験が実施され、その結果と学業成績によりトータルで判断される高等学校修了書(HSC-HIGH SCHOOL CERTIFICATE)が与えられます。
オーストラリアでは大学個々の入学試験がなく、この成績をもとに進路が決定されます。
■オーストラリアの義務教育は、ジュニア・セカンダリー(YEAR 10)で修了しますので、この時点で義務教育修了証書(SC-SCHOOL
CERTIFICATE)が与えられ、TAFEや私立の専門学校に進学することもできます。
大学進学を希望するのなら、日本で高校卒業資格が必要なのと同じく、シニアセカンダリー・スクール(Year12)までの卒業資格が必要です。
同じく、日本に帰国後日本にて大学に進学するにもこの資格が必要になります。
オーストラリアにて、TAFE・専門学校(カレッジ)への進学のみを希望の場合には、ジュニアセカンダリー・スクール(Year10)までの卒業資格のみで進学が可能です。
オーストラリアでは、セカンダリー・スクールのほとんどが公立校で、一部私立校となっています。私立校の方が留学生に対してのケアもよく行き届いており、留学生は私立校に行く事が多いようです。
また、ほとんどの私立校は英国国教会やカトリックなどの宗教系ですが、生徒にその宗教の教徒になるように強制されるようなことはありません。入学時期は、毎年1月末が日本の4月の新学期に相当します。
|